ホホバ科(シモンジア科)の常緑小木であるホホバの樹は、高さ1m以下に低く繁る雌雄異株の植物。メキシコ北部からカリフォルニアにかけての砂漠地帯に自生します。 70年代のアメリカ政府の捕鯨禁止令から鯨油にかわるオイルの調達として栽培が始められました。古くからネイティブアメリカンに「砂漠の宝物」としてお肌や髪のケア、けがの治療に用いられてきました。

厳しい環境の中でも効率よく水分を蓄え生き抜く生命力にあふれた植物で、 98％のワックスエステルを含んだ脂層で表面を覆い水分の放出を防ぎ、過酷な自然環境と気象の変化から自らを保湿制御しています。 350,000種の植物を鑑別した結果でも、ホホバほどの多量のワックスエステルを保有する植物はほかになく、地球上でホホバからしか摂取することができません。

このワックスエステルが、人間の本来つくり出すワックスエステルと非常によく似た成分構造をしており、 ホホバオイルを使用することで、皮膚を守るバリア機能、水分の損失を防ぐ保湿機能を補い、肌荒れや乾燥を防ぐことができます。

また、半永久的に腐らないと言われるほど安定性が高く、それは70℃以上の高温で4日間以上熱し続けても品質変化がなかったという実験結果があるほどです。 その安定性からアトピーなどのアレルギー元となりえる防腐剤や酸化防止剤を使用せず長期の保存が可能です。

地球上のオイルで唯一人工心臓の潤滑油としても使用されるほど安全性が高く、アレルギー体質、敏感肌、あらゆる肌質におすすめのオイルです。

ミシガン州の大学のテストでは、皮膚菌類ともっとも一般的なバクテリアのうちの5種類が、ホホバオイルの中では生存不可能であったことを実証しています。 また、1時間15分以内に、ホホバオイルがバクテリアやブドウ球菌を破壊することもわかっています。

あらゆる肌質におすすめのホホバオイルは、過剰な皮脂の蓄積を調整し、皮脂の増加を抑え、柔軟・保湿効果も兼ね揃えています。 低刺激で抗酸化作用が高く、皮膚呼吸を妨げずに上質の保湿膜をつくり、乾燥や肌荒れへの対策のみならず、アンチエイジング、脱毛や日焼け後のお手入れにもおすすめです。