マカデミアナッツの樹は成長して実をつけるまでにおよそ8年の歳月がかかり、成長すると12〜15mの高さまで成長し、長くて繊細な甘い香りの鼻を房状につけます。 1つの花の房には無数の花が咲きますが、最終的に実になるのは1つの房から3粒程度(約2％)と貴重です。

マカデミアナッツは世界一硬い殻をもつ木の実と言われ、オーストラリアのニューサウスウェールズとクイーンズランドに自生し、本種は自生地の名を付け「クイーンズランドナッツ」とも呼ばれます。

ナッツ100g中の脂質は約75gですが、コレステロールをまったく含みません。 また、オレイン酸や、人間の皮脂にも含まれ加齢とともに減少していくパルミトオレイン酸などの不飽和脂肪酸を約80％も含みます。 生でもローストしてもおいしく食べられる栄養たっぷりのマカデミアナッツは、古来よりオーストラリアの先住民アボリジニの大事な食料品のひとつでした。 クイーンズランドナッツ、オーストラリアンブッシュナッツ、ボウプルナッツ、ポップルナッツなど、さまざまな別名をもち、アボリジニの間では、カインダル・カインダルと呼ばれています。

マカデミアナッツオイルは、硬くて丸い殻に覆われたマカデミアナッツの白い実(ナッツ)から採取されます。 淡黄色でさらっとした感触をもち、ほのかに香ばしいナッツの香りがするのが特徴です。

成分構造的に人間のお肌と非常に近く、軽い感触でお肌への刺激も少なく、浸透性が非常に高いオイルです。 その浸透性の高さから「ヴァニシング・オイル(消えるオイル)」とも称されます。

また、「ヴィークル効果」と呼ばれる、一緒に使う化粧品などの成分の浸透を助ける効果ももちます。

非常に高いオメガ7を含んだ不飽和脂肪酸を保有し、人間のお肌の自然な保湿を促します。 角質をコントロールしてお肌を丈夫にし、植物油の中で最も抗酸化作用が高いことでも有名です。長期保存のしやすいオイルとも言えるでしょう。

あらゆる肌質におすすめのオイルですが、とくにアンチエイジングに効果の高いオイルです。